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独り言【第三者認証を受けるにあたって】
更新日:2020年3月10日
福岡あたりの社長さんから次の言葉をよくお聞きします。
「こんな田舎の企業は、ISOなどの認証は必要ないでしょう?」
しかし、海外への輸出をする際には、品質(ISO9000ファミリー)の認証がないと受け入れてくれない…と、慌ててお撮りになる方をお見かけしたことがあります。
ずいぶん昔の話になりますが、国土交通省がISO9001は、業界にそぐわない…としました。
それまでは、ゼネコンを中心にあれだけ奨励していたにもかかわらずです。
その意図は「ゼネコンの仕事は一件一様の技術」である場合が多いからではないかと推察します。
地方行政の公共事業では、一件一様の技術が必要とされることも少ないのではないでしょうか?
それこそ、継続的改善が活きてくるのではないかと思います。
例えば、品質にかかる第三者認証を取得した場合、当該企業が提供する商品・サービスについて「顧客が求める品質を満足させるような取り組みがなされているとのお墨付きを得る。」ことなんです。
先にも述べた通り、海外との取引では企業の姿勢が求められるのです。
確かに、品質に関する第三者認証を得ていても、品質トラブルゼロを保証するものではありません。限りなくゼロに近づける取り組み…ですね。
第三者認証は、想定外のトラブルから自社を守るためでもあると思うんです。
次回は、第三者認証の大きな分類のご紹介とその目的
その次には、第三者認証を受けるまたは、継続的改善のためのポイントについて考えたいと思います。