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ある「植木屋さん」のお話し

 今から15-20年ほど前のお話しです。10年ひと昔と申しますので、随分と風化したエピソードかも知れません。

 私のお客さんで「庭づくり」を生業とするお客さんがいらっしゃいました。一般で言われます「造園業」さんです。

 植木の販売と庭造り・お手入れが主な生業でした。しかしながら、当時から見た「昔」のようにお庭をつくり、維持をする人は減っていました。

 そんな時に、「なんとかしないと…。」とご相談を受けました。

造園業については素人でしたので、1ヶ月ほど修行させてもらいました。

 その期間中、いろんなお庭を拝見し、造園業経営者の思いなどをお聞きするとともに、施主さんともお話をさせていただきました。

 造園業経営者のご意見は端的に申しますと「庭を造らないという風潮はどうしたものか?」というものでした。

 施主さんも経済的な余裕のある方ならば「趣味嗜好」の範囲で庭をきれいにしているようでした。

 1ヶ月という短い期間でしたが、そこで学んだ事や調べたことを踏まえて次の提案を行いました。

1.庭園ではなく「ご家庭の庭」として提案

2.箱庭サービスの提案

 具体的に説明しますと、

1.ご家庭の庭

 「庭園」を求める施主さんに対しては従来通りの庭園をご提供します。

 今まで庭園に関心がなかった層(お客様にならなかった層)に対して、ご家庭のライフサイクルに合わせた庭の提案を行う…というものです。

 ご家庭のライフサイクルとは、家を建てた時、お子さんの成長に合わせて、お子さんの独立後、お子さんにお孫さんができた時…です。

 時折りの庭に対する需要が違うんです。これを提案しては如何かと。確かに立派な日本庭園造りなどとは売上では敵いませんが、新たな需要を作るというメリットがあります。

 また、マンション住まいの方にも小さなお庭の提案ができます。雨天の際(本来ならおやすみ)、近隣の幼稚園などで小さなお花を配って周知活動を実施してもらいました。

2.箱庭

 企業の販売促進などの集まりの際、2メートル四方程度の庭園風の箱庭をレンタルするサービスです。水を使うと、ゆらぎの音が出ますので、イベント主催者さんには好評をいただきました。

自分たちの強みを見つめ直す。

難しいことですが、社会の変化を見つめることから、ヒントが見つかるかも知れません。

#経営革新 #顧客は誰か#成果は何か#造園業

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